2019年2月22日~Facilitating Work-Life Balance in Athletic Training Practice Settings~ |
SCコーチの寺田です。
金曜日なので英語の日。
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2019年 02月 22日
皆さん、こんにちわ。
SCコーチの寺田です。 金曜日なので英語の日。 今日はJournal of Athletic Training から論文…というかNATA(全米アスレティックトレーナー協会)のPosition Statementの紹介です。 Position Statementとは『○○についてのNATAの立場』を明記したもの。 以前、ACL損傷予防プログラムについてのPosition Statementが発表された時もブログに書いたことがありますね。 今回のタイトルは 『Facilitating Work-Life Balancein Athletic Training PracticeSettings』 アスレティックトレーニングの仕事環境のワークライフバランスを手助けする事についてのPosition Statementになります。 日本では働き方改革やワークライフバランスが最近議論されていますが、米国でこの様な論文が発表されている事に驚く方もいらっしゃるのではないでしょうか? チームで働く『治療/リハビリ系トレーナー』は文字通り選手の治療やリハビリを練習時間外に行うので日本でも長時間労働になりやすいのですが、それは米国でも同じです。 実際、私も大学院で院生アスレティックトレーナー(AT)として働いている時は 平日 ・7時‐11時半 ATルームでリハビリと治療。その間に受け持ちのクラスがあれば授業(教える方として) ・昼食 ・午後1時頃から練習の準備と選手のテーピング ・午後5時か6時頃に練習終了して片付け 週末 ・担当チームがシーズン中なら遠征かホームゲーム ・担当チームがシーズンオフならホームゲームがある場合のみ仕事 という様に『一日オフ』はシーズン中は基本的にありませんでした。 また、担当チームは複数持つことが普通なので(私は夏はサッカー、冬から春は野球でした)、本当の意味でのシーズンオフはごくわずか。。。今思うとなかなかハードな2年間でした笑。 この論文でも一番最初の段落に 『The givingnature of health care providers coupled with long workinghours can leave individuals susceptible to burnout, asyndrome characterized by emotional and physical exhaustion and facilitated by prolonged stress, overload, andintermittent feelings of being undervalued and underappreciated. ヘルスケアを提供する人には長い労働時間がつきものであり、長く続くストレス、重圧、常に低く評価されたり、感謝されたりしない事によって燃え尽き症候群、精神的・肉体的疲労になりやすくなっている。』 と書かれています。 術後のリハビリやケガの処置と違い、ワークライフバランスとは言葉の定義はあっても、現実はそれぞれの現場や人によっても違うもの。 だからSOR(Strength of Recommendation推奨度のレベル)もほとんどが”C”、つまり『エビデンスは弱いけど効果があるかも』レベルのものがほとんどでした。 唯一のエビデンスレベルA(エビデンス結構あるからやった方が良い)は 『Adopt a work-life enrichment philosophy as a means toachieve work-life balance. Positive experiences in 1 role can enhance the quality of life in another role.Individuals who are satisfied with work and personalroles experience greater overall wellbeing. 仕事と人生を豊かにするワークライフバランスを得る為の哲学を持つ。一つの役割でのポジティブな経験は他の役割での人生の質を向上させる。仕事と個人の役割それぞれに対して満足している個人がより幸福な状態になっている』 と書かれていますが、これはAT以外の仕事でも同じかもしれませんね。 スポーツやアスリートが好き。 ケガをして困っている人を助けたい。そんな人を減らしたい。 そんな志をもった人には最適のATという仕事。 今は少し違った角度でチームに関わってはいますが、AT資格を持つものとして少しづつでも現状が変わっていけば良いなぁと思いました。 参考文献 Stephanie M. Mazerolle, William A. Pitney, Ashley Goodman, Christianne M. Eason, Scott Spak, Kent C. Scriber, Craig A. Voll, Kimberly Detwiler, John Rock, Larry Cooper, and Erica Simone (2018) National Athletic Trainers' Association Position Statement: Facilitating Work-Life Balance in Athletic Training Practice Settings. Journal of Athletic Training: August 2018, Vol. 53, No. 8, pp. 796-811. https://natajournals.org/doi/full/10.4085/1062-6050-51.11.02Keith
by keitaaa85
| 2019-02-22 22:00
| TED/英語
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